〔068〕乗鞍岳 (3,026m)
2000年07月22日(当時51歳)
  昨日の木曽駒ヶ岳は雲ひとつ無い晴天であったが、畳平の駐車場から見る
乗鞍岳山頂は完全にガスっていた。
  林道を肩の小屋まで行き、ガラ場を登り尾根道になると、強風の為、小石がバシバシ飛んで来る。
1時間も掛からずに山頂に着く。が、ガスって何も見えない。風が強く気温は12℃で真夏と思えない寒さ、直ぐに小走りで降りる。下り終えてお花畑に行ってみるが、ここもガスで手元しか見えない。時期が良く、花は咲き乱れていた。
  簡単に登れる三千mを越える山であるが、天気に恵まれないと意味がない、
来年にリベンジしよう。
畳平の駐車場に着いた時点からガスで覆われていた。 ガスの中を歩いて頂上小屋で一休み。 稜線では強風に乗った砂が顔に当たり痛かった。
濃いガスの為、雨が降った様に頭はびしょ濡れ。
1時間掛からず乗鞍最高峰の ”剣ヶ峰”(3,026m)に着く。
ガスが濃く、なーんも見えない。 息子はカッパどころかウィンド
ブレーカーも持って来ていないので、直ぐに下山する。
真夏なのに気温は12℃、濡れた体には寒すぎる。
下山後は畳平のお花畑はを散策する。 メガネも曇る
ガスの中ではあるが、高山植物が咲き乱れていた。
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標高差:321m
岐阜県高山市丹生川町岩井谷
雑記
  一番楽して登ることが出来る三千m峰の乗鞍岳は駐車場がある畳平で既に高山帯であり、誰でも簡単に登れる山として魅力的である。 今回はガスで展望を得られなかったので近々、リベンジする予定。
のりくらだけ
日本百名山』 前日は晴天下の ”木曽駒ヶ岳”であったが、一転、乗鞍岳はガスガスで景観は何も見えずで終わった。
深田久弥著の「日本百名山」から
  もちろんここで言う乗鞍信者とは、信仰登山のそれではなく、まして遊覧バスで運ばれてくる大衆ではない。 お金はあまり無いが暇は十分あるという学生時代に乗鞍に住んだことのある人たちを指す。 全く乗鞍は登ると言うより、住むと言った方が似つかわしい山である。
木曽駒ヶ岳登頂後は乗鞍高原に移動し、相棒が見付けてくれた
民宿 ”ひこうき雲”で宿泊する。 夕食までに時間があったので
民宿から歩いて15分の ”善五郎の滝”を見物しに行った。
昼飯は移動途中でそばを食べただけなので思い切り腹が減っていた。
民宿の夕食を見て息子は大喜び。 メニューは朴葉味噌の焼き肉と
ダチョウの肉の叩き、山菜、漬物、量は充分だった。
初めてスキーをした ”乗鞍高原スキー場”を見学に行ってから
”善五郎の滝”(落差21m)を見物に行く。
この年、まだ51歳。 山歩きを始めて1年生の時だった。
何かを見ることもなく、”剣ヶ峰”直下の ”お宮”に着く。
当時の乗鞍岳は畳平の駐車場までマイカーで行くことが出来た。
畳平の駐車場周辺は既に高山帯であり、お花畑が広がっていた。
Road Map :R158から乗鞍スカイラインで畳平に入る。
Route Map:畳平から剣ヶ峰を往復する。
登山当日:畳平の駐車場に入った時からガスガスであったが、晴れるかもしれないので登ることにした。
最高峰は”剣ヶ峰
”善五郎の滝”(落差21m)を見学する。
山ではこんなこともあるとの勉強にはなったか?
体は濡れても大丈夫であるが、カメラだけは濡らさない様に注意する。
下山後、畳平のお花畑を散策する。
乗鞍岳 ”畳平”に来るのは今回が2回でである。
  山登りにまったく興味がなかった 1969年7月29日に ”畳平”までドライブで来ているが、その時も ”畳平”は一面ガスで覆われ景色は何も見えなかった。 夏のスキー合宿で有名な乗鞍大雪渓で遊ぶが、運動靴では滑落してしまい岩にぶつかって止ったが、この時に肩にケガをしてしまった。
  あくる日は能登半島で素潜りをしたが、海水が肩のケガに滲みて痛かったのを今でも記憶している。
今考えると滑落で死んでしまう様な遊びをしていたんだ。
2023年12月12日改定